本日、特別講義を行いました。
テーマは、“ヨーロッパにおける歯科衛生士・歯科助手の役割”
ドイツより講師を招き、同時通訳で、ヨーロッパにおける歯科衛生士・歯科助手の役割について学びました。
本校では歯科助手でアルバイトをしている学生も多いですが、
日本とは異なる部分なども良い刺激となったようです。
普段あまり接することない外国の歯科事情の話に、皆引き込まれていました。
1年生のこれから目指す歯科衛生士像のイメージも、また、広がったようです。
【講師】
ドイツ COMLOG Biotechnology社
学術教育担当者
Alfons J.Kiener、C.D.T
アルフォンス・キーナー
【略歴】
1968- スイス・セントガレンのオットーステッガー技工所にて勤務
1972- 歯科技工士免許取得
1972-1973 スイス・Dr.グミール ヴァインフェルデンの歯科医院で技工士として勤務
1974-1975 リヒテンシュタイン・ハートマンヴァドゥスラボ勤務
1975-1977 スイス・セントガレン G.ロレゾンラボ勤務
1978-1983 カナダ・トロント リンドバーグ&ホンブルガンラボ勤務
1980-1983 同ラボのセラミック部門責任者
1984-1991 コルテーン‐ウェルデント社プロダクトマネージャー
1991-2004 スイス ストローマン社勤務
教育・学術担当者Dr.Buser、Dr.BelserらとITIインプラントの学術資料の作成やチューリッヒ大学、
フライブルグ大学他での講演を行う。インプラントの講習会を世界各地で行う。
2004-現在 カムログバイオテクノロジー社勤務
教育・学術担当責任者として世界各地で歯科医師、歯科技工士向けの講演を
定期的に行うとともに、学術会議の責任者として活躍する。
2015年11月26日(木) 西の森ホールにおいて、厳粛な空気の中、2年生の戴帽式を行いました。
歯科衛生士キャップを学校長から授与され、ナイチンゲールから灯りを継燈します。
これは、ナイチンゲールがランプの貴婦人と呼ばれたことに由来しています。
ナイチンゲールはクリミア戦争時、ランプに火をともし、敵、味方の区別なく、
夜通し傷ついた兵士たちを看病していました。
ランプの火はナイチンゲールの患者をいたわる心の象徴です。
2年生はその灯りと歯科衛生士キャップを受け取るとともに、ナイチンゲールに誓い、
臨床実習への期待と不安を胸に将来の夢に向けて気持ちを新たにしました。
2015年11月19日(金)
本校の3年生、約30名が昭島警察署が行っている
防犯ボランティア~昭島ピーポーズ~として地域のボランティアに参加しました。
今回は環境美化活動として、昭島警察署生活安全課防犯係の方々と
学校近くにある美堀町と松原町の歩行者用トンネルの壁の落書き消しを行いました。
普段は手に握っている歯科器具を、ペンキ用のローラーに持ち替えて、
夢中になりながら、午前中いっぱいかけて真っ白に塗り終えました。
中にはプロ級の腕前を披露する学生も?!
こうした地域の落書きを消すことによって、
地域の治安もよくなるそうです。
例えば、1984年当時世界で最も治安の悪い都市でだったニューヨーク市も、
落書きを消すことによって凶悪犯罪が激減したそうです。
落書き消しは『小さな犯罪でも許さない』、『常に周囲の異常に関心を持つ』という、
地域の防犯力を高め、犯罪を減少する効果があると言われています。
このあと、学校の周囲の遊歩道のゴミや落ち葉も拾い、
すっかりきれいになりました。
大変だったかもしれませんが、常に気を配る歯科衛生士になる学生たちとっては、
日頃から防犯意識を持つ重要性を知ることを通しての貴重な学びでした。
また、作業中に通行される市民の方々との何気ない声かけ、交流ができたことも、
良い経験となりました。日々臨床実習で培ってきた経験の賜物です。
もし近くを通ることがありましたら、
皆さんも白い壁で明るくなった歩行者トンネル、歩いてみてくださいね。